【徹底検証】パリパリキューのデメリット9つ！購入前に知るべき落とし穴

「パリパリキューは本当に便利で使いやすいのか？」

「評判はいいけど、自分にとって本当に必要なのか知りたい」

「口コミでは高評価が多いけど、デメリットはないのか気になる」

そんなパリパリキューの疑問を、実際に使った経験から詳しく解説します。

実はパリパリキューには処理時間が長い・電気代がかかる・一部の生ごみが処理できないといったデメリットがあり、すぐに生ごみを処理したい人・ランニングコストを抑えたい人にはおすすめできません。

しかし、臭いを抑えたい人・生ごみの量を減らしたい人にとっては、非常に魅力的で、買う価値のある商品です。

パリパリキューは向いている人と向いていない人がはっきり分かれる商品です。

どのように活用すれば最大限の効果が得られるのか、詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

パリパリキューの無視できないデメリット9つ

パリパリキューは便利な生ごみ処理機ですが、いくつかのデメリットも存在します。

購入前にデメリットを理解しておくことで、「思っていたのと違った…」という後悔を防ぐことができます。

それでは、各デメリットについて詳しく見ていきましょう。

処理できない生ごみがある（油分・骨・大量の水分など）

投入物の種類	状態/例	注意点
発火・爆発性物質	石油類、火薬・薬品類、アルコール類、粉体類、マッチ・ライター	安全のため、絶対に投入しない
大量の柑橘類の皮	みかん、オレンジなど	大量投入は避ける
油分含有の素材	キッチンペーパー、ティッシュ、布類	油分が固まると乾燥効率が低下する
硬い骨や固い部分	魚の骨、大きな肉骨	全体の10～20％以上になると処理効率が低下

パリパリキューは、主に柔らかい生ごみを効率的に乾燥させる設計です。

投入する前に、上記の禁止物や硬い部分の割合に注意することで、より安定した運転と効率的な処理が期待できます。

硬い部分は刻むなどの工夫をすることをおすすめします。

処理時間が長く、すぐに使えない

パリパリキューには、乾燥モードを切り替える機能がありますが、いずれも乾燥までの時間は長いです。

モード	処理時間	備考
パリパリモード	約7時間30分～約10時間40分	一度の処理にかなりの時間がかかり、即時利用は不可
ソフトモード	約4時間10分～約5時間20分	標準よりは短いが、依然として数時間待つ必要がある

パリパリモードなら生ごみが完全に乾燥するまでに約7時間30分から最大10時間40分もかかるので、夜にセットしても朝まで待たなければならず、急ぎの処理には向きません。

ソフトモードでも約4～5時間は必要なため、すぐに結果を得たい場合には不便です。

全体として、どのモードも即時利用には適さないため、余裕を持ったタイミングでの使用が前提となります。

臭いが完全には消えない場合がある

パリパリキューは臭いを軽減する機能がありますが、完全に消えるわけではありません。

特に、生ごみの種類やフィルターの状態によっては、処理中や処理後に臭いが残ることがあります。

例えば、魚の内臓や生肉の切れ端などを処理すると、温風乾燥中に臭いが広がることがあります。

また、フィルターの交換を怠ると、臭いを十分に吸収できずにキッチンに残る可能性があります。

臭いを抑えるためには、こまめなメンテナンスと適切なゴミの投入が重要です。

電気代がかかる！ランニングコストの負担

パリパリキューは電気を使用するため、運転ごとに電気代が発生します。

モード	電気代（1回あたり）	1日1回使用時の月額目安
パリパリモード	約33～52円	約990円～約1,560円
ソフトモード	約19～26円	約570円～約780円

毎日使用する場合、電気代の負担が意外と大きくなります。

例えば、1日1回運転すると、年間で1万円近い電気代が発生する可能性があります。

節約したい場合は、電気料金が安い深夜に運転するなどの工夫が必要です。

1kWhあたりは約31円で計算しています。主要電力会社の平均家庭用電力単価が27円～31円程度。

メンテナンスの手間が意外とかかる

パリパリキューは、定期的なメンテナンスが必要です。

脱臭フィルターは4～9ヶ月ごとの交換が推奨されています。

たとえば、毎日使っていると約半年～9ヶ月でフィルターが劣化し、乾燥性能が落ちたり、臭い対策が十分にできなくなったりします。

また、使用後はバスケットや受け皿を水で軽く洗うなど、内部の清掃も必要です。

これらの作業は、少し手間に感じるかもしれませんが、常に快適なパフォーマンスを維持するためには欠かせません。

初期費用が高く、コスパが悪い？

パリパリキューの初期費用は、公式サイトによると税込で49,500円です。

家電製品としては決して安い投資ではなく、初めて導入する家庭にとっては「ちょっと高いな」と感じるかもしれません。

この金額は、一度に大きな出費となるため、補助金や助成制度の利用を検討するなど、予算とメリットをよく比較して判断することが重要です。

一方で、ゴミ出しの回数を減らせることを考えれば、手間を省く価値はあると言えます。

設置スペースに制約がある

パリパリキューはコンパクトな設計ですが、キッチンや家の中に設置スペースを確保する必要があります。

項目	数値・情報	注意点
本体サイズ	幅230mm × 奥行270mm × 高さ270mm	本体そのものの大きさ
必要な余裕スペース	本体サイズ以上のスペース	左右や上部に十分な通気・余裕が必要
設置場所の例	狭いキッチンカウンター	他の家電との干渉が起こる可能性あり

パリパリキューは幅230mm、奥行270mm、高さ270mmの本体サイズなので、設置場所はその数値以上の余裕が必要です。

狭いキッチンでは他の家電と干渉する恐れがあり、通気性を確保するために左右や上部に十分なスペースを用意する必要があります。

また、電源コードの長さは1.5mなので、コンセントの位置によっては延長コードが必要になることもあります。

設置場所をしっかり確認したうえで導入するのがポイントです。

稼働音が気になるケースも

パリパリキューは比較的静音設計ですが、まったくの無音ではありません。

人により夜間や静かな環境で使用する際に「うるさい」と感じる人もいます。

例えば、リビングやキッチンでは気にならなくても、寝室の近くに置くと運転音が響くことがあります。

夜間に使用する場合は、寝る前にセットして別の部屋で運転するのがよいでしょう。

フィルター交換などの追加コストが発生する

パリパリキューは、活性炭フィルターを使用して臭いを軽減しますが、このフィルターは消耗品です。

定期的な交換が必要であり、追加のコストがかかります。

項目	数値・情報	例・説明
脱臭フィルター交換目安	4～9ヶ月	約半年ごとに交換が推奨される
脱臭フィルター価格	約6,270円(2個入り)	1回の交換に必要な費用
年間追加コスト	約12,540円前後	半年ごとに交換すると年間2回

パリパリキューは、定期的な脱臭フィルターの交換が必要で、公式情報では4～9ヶ月ごとの交換が推奨されています。

例えば、2個入りのフィルターが約6,270円の場合、半年ごとに交換すると年間約12,540円の追加費用がかかります。

これらのランニングコストは長期間使用する際の負担となるので、購入前に確認しておくと安心です。

パリパリキューアルファ・ライトとデメリットを比較検討してみた

パリパリキューには、「パリパリキュー（PPC-11）」と「パリパリキューアルファ（PPC-51）」「パリパリキューライト（PCL-35）」の3つのモデルがあり、それぞれ特徴や性能が異なります。

この記事で紹介した、パリパリキュー9つのデメリットに沿って、それぞれのスペックを比較してみました。

	処理できない生ごみ	処理時間	臭いの問題	電気代（1回あたり）	メンテナンスの手間	初期費用	設置スペース	稼働音	フィルター交換コスト
パリパリキュー	発火・爆発物（石油類、火薬・薬品類、アルコール類、粉体類、マッチ・ライター）、大量の柑橘類の皮、油分含有のキッチンペーパー・ティッシュ・布類	7.5～10.7時間	処理後の臭いがわずかに残る場合あり	33～52円	フィルター交換(4～9ヶ月)・清掃必要	49,500円	幅230×奥行270×高さ270mm	約36dB	約6,270円（2個入り）
パリパリキューアルファ	発火・爆発物（石油類、火薬・薬品類、アルコール類、粉体類、マッチ・ライター）、大量の柑橘類の皮、油分含有のキッチンペーパー・ティッシュ・布類	6.2～8.3時間（短縮）	処理中の臭いが軽減	24～37円（低め）	フィルター交換(4～9ヶ月)・清掃必要	77,000円	幅210×奥行276×高さ317mm	約38dB（やや大きい）	約6,270円（2個入り）
パリパリキューライト	発火・爆発物（石油類、火薬・薬品類、アルコール類、粉体類、マッチ・ライター）、大量の柑橘類の皮、油分含有のキッチンペーパー・ティッシュ・布類	3.8～8.7時間（短縮）	処理中の臭いは少ない	14～30円（最も低コスト）	フィルター交換(4～9ヶ月)・清掃必要	30,360円	直径215×高さ283mm（最もコンパクト）	約36dB	約4,290円（2個入り）

1～5人用で、家族全体の生ごみをまとめて処理したいならパリパリキュー

項目	パリパリキュー
型番	PPC-11-PG, PPC-11-WH, PPC-11-BK
本体価格（税込）	49,500円
電気代	約33円～約52円（パリパリモード） 約19円～約26円（ソフトモード）
消耗品費	バスケット用水切りネット：15枚/袋 脱臭フィルター：交換目安4～9ヶ月
処理方式	温風乾燥式
サイズ（幅×奥行×高さ）	幅230mm×奥行270mm×高さ270mm
消費電力	300W
電気代目安	約33円～約52円（パリパリモード） 約19円～約26円（ソフトモード）
運転音量	約36dB
最大処理容量	最大2.8L
処理時間	約7時間30分～約10時間40分（パリパリモード） 約4時間10分～約5時間20分（ソフトモード）
脱臭方式	脱臭フィルター（PPC-11-AC3#）
重さ	約4.1kg
対応できるごみ類	ご飯・めん類、野菜・果物くず、茶がら、肉類・魚類、その他一般的に人が食べられる食材・調理物
対応できないごみ類	発火・爆発の恐れがあるもの（石油類、火薬・薬品類、アルコール類、粉体類、マッチ・ライター）、大量の柑橘類の皮、油等を含んだキッチンペーパーやティッシュ・布類
公式サイト	公式サイトはこちら

このモデルは、家庭全体の生ごみをまとめて処理できる大容量と安定した性能が魅力です。

長時間運転や高いランニングコストがあるものの、大家族や生ごみが多い環境では一度の処理で大量のごみを減らせるため、その利便性がデメリットを上回ります。

処理時間を短縮したい方で、コストよりも効率重視ならパリパリキューアルファ

項目	パリパリキューアルファ（PPC-51）
型番	PPC-51-PG, PPC-51-WH, PPC-51-BK
本体価格（税込）	77,000円
電気代	約24円～約37円（マックスモード） 約16円～約27円（ハーフモード）
消耗品費	バスケット用水切りネット：15枚/袋 脱臭フィルター：交換目安4～9ヶ月
処理方式	温風乾燥式
サイズ（幅×奥行×高さ）	幅210mm × 奥行276mm × 高さ317mm
消費電力	350W
電気代目安	約24円～約37円（マックスモード） 約16円～約27円（ハーフモード）
運転音量	約38dB（やや大きい）
最大処理容量	最大約2.8L
処理時間	約6.2～8.3時間（マックスモード）、約4.0～5.2時間（ハーフモード）
脱臭方式	脱臭フィルター（PPC-51-AC3#）
重さ	約5.4kg
対応できるごみ類	ご飯・めん類、野菜・果物くず、茶がら、肉類・魚類、その他一般的に人が食べられる食材・調理物
対応できないごみ類	発火・爆発の恐れがあるもの（石油類、火薬・薬品類、アルコール類、粉体類、マッチ・ライター）、大量の柑橘類の皮、油分含有のキッチンペーパー、ティッシュ、布類
公式サイト	公式サイトはこちら

アルファモデルは、処理時間が約6.2～8.3時間と短縮され、効率面で優れています。

電気代も低めに抑えられており、忙しい家庭や使用頻度が高い方には大きなメリットとなります。

高額な初期費用や設置の高さという点は、短時間での処理と省エネ効果で十分補えるため、効率重視のユーザーにおすすめですよ。

一人暮らしや少人数世帯、コンパクトで低コストを求めるならパリパリキューライト

項目	パリパリキューライト（PCL-35）
型番	PCL-35-PG, PCL-35-WH, PCL-35-BK
本体価格（税込）	30,360円
電気代	約25円～約30円（標準モード） 約14円～約17円（少なめモード）
消耗品費	バスケット用水切りネット：15枚/袋 脱臭フィルター：交換目安4～9ヶ月
処理方式	温風乾燥式
サイズ（幅×奥行×高さ）	直径215mm×高さ283mm
消費電力	150W
運転音量	約36dB
最大処理容量	最大約700g（約2.0L）
処理時間	約7時間10分～約8時間40分（標準モード） 約3時間50分～約5時間10分（少なめモード）
脱臭方式	脱臭フィルター（PCL-35-AC3#）
重さ	約2.1kg
対応できるごみ類	ご飯・めん類、野菜・果物くず、茶がら、肉類・魚類、その他一般的に人が食べられる食材・調理物
対応できないごみ類	発火・爆発の恐れがあるもの（石油類、火薬・薬品類、アルコール類、粉体類、マッチ・ライター）、大量の柑橘類の皮、油分含有のキッチンペーパー、ティッシュ、布類
公式サイト	公式サイトはこちら

ライトモデルは、直径215mm×高さ283mmと最もコンパクトで、重さも約2.1kgと軽量です。

初期費用が約30,360円、消費電力150W、電気代も約14～30円と低コストで、処理時間も短い点が魅力です。

容量の制限は、一人暮らしや少人数世帯、キッチンスペースが限られている場合には十分な性能を発揮し、経済性に優れた選択肢となります。

生ごみ処理機を買うと助成金が貰える？

生ごみ処理機の助成金制度は、家庭から出る生ごみを減らし環境を守るために、多くの自治体で行われています。

購入費用の一部を負担してもらえる制度で、支援額や条件は市町村ごとに異なります。

申請には、必要な書類を揃えて手続きを行う必要があります。

詳しくはお住まいの自治体のホームページなどでご確認ください。

山口市のように助成金が廃止、または助成金がない市町村もあります。

助成金の対象者、条件、必要書類

項目	内容
対象者	居住要件：自治体内に住民登録があり、実際に居住していること 事業者の場合：市内に事務所を有し、事業を営んでいること 税金の納付状況：市税を滞納していないこと
条件	対象機器：電気式または非電気式の生ごみ処理機 設置場所：市内の自宅や事業所に設置し、継続使用すること 申請期限：購入後一定期間内（例: 6ヶ月以内）に申請すること
必要書類	申請書：自治体指定の申請書（例: 様式第1号） 領収書：購入者名、購入店、購入日、購入品名、購入金額が記載されたもの 保証書または取扱説明書の写し：製品名称や型番が記載されたもの その他：事業者の場合、事務所の所在地を確認できる書類（例: 法人登記事項証明書の写し）

助成金を受けられる対象者には、自治体内に住んでいることや税金を滞納していないことが求められます。

また、処理機を自宅で使用することや購入後1年以内に申請する必要があります。

申請には自治体指定の書類や領収書が必要なので、購入時に保管しておくことが大切です。

東久留米市のように、「電気式」の生ごみ処理機は助成金の対象外の場合もあります。

詳しくはお住いの自治体の窓口やホームページで確認してください！

助成金の例【東京都・江東区】

東京都江東区の生ごみ処理機助成金の例をまとめました。

項目	内容
対象者	江東区内に居住し、電動式生ごみ処理機を購入した方 区内の住居で継続的に利用できる方 過去3年以内に同一世帯で同種の助成を受けていない方
条件	購入後6か月以内に申請すること オークションやフリーマーケットでの購入は対象外 ディスポーザーは助成対象外
助成金額	本体購入金額（税込）の2分の1（上限2万円） 100円未満切り捨て。付属品、送料、振込手数料は対象外
申請方法	購入後6か月以内に申請書と必要書類を清掃リサイクル課へ提出 必要書類：申請書、購入を証明する領収書、区内居住を証明する書類

助成金の対象となるのは、江東区内に住居を有し、過去3年以内に同様の助成を受けていない方です。

購入後6か月以内に申請が必要で、助成金額は購入金額（税込）の2分の1（上限2万円）です。

ただし、付属品や送料、設置費用などは助成対象外となります。

申請時には、申請書や領収書、区内居住を証明する書類を提出する必要があります。

生ごみ処理機　助成金の申請方法

生ごみ処理機の助成金申請は、自治体によって条件が異なりますが、基本的には購入後の領収書や申請書などの書類を提出し、助成金の対象機器であることを確認します。

金額は自治体ごとに上限が決まっており、購入費の一部を補助する仕組みです。

申請期限や条件を必ず事前に確認し、不明点があれば自治体の窓口で相談するとスムーズに手続きできますよ。

【検証結果】パリパリキュー各モデルのデメリットから見える最適な選び方

パリパリキューシリーズは、どのモデルも生ごみを効果的に処理する点で優れた機能を持っていますが、同時にそれぞれに特徴的なデメリットも存在します。

このように、各モデルにはそれぞれの使い方に応じたメリットとデメリットがあり、家庭の規模や生ごみの発生量、設置環境に合わせて最適なモデルを選ぶことが重要です。

ここで紹介した情報を参考に、あなたのライフスタイルに合ったモデルを検討していただければ幸いです。