【ガチ検証】ナクスルのデメリット13個！高評価の裏に隠れた事実とは？

「ナクスルって本当に便利で使いやすい生ごみ処理機なのか気になる…」

「評判は良いけど、自分の家庭にも合っているのか知りたい」

「ナクスルは良い口コミが多いけど、本当にデメリットがないのか確かめたい。」

そんなナクスルに関する疑問を、複数のレビューや公式情報をもとに、わかりやすく整理して解説します。

実はナクスルには「本体価格が高い」「サイズが大きい」などのデメリットがあり、コストや設置場所を重視する方にはおすすめできません。

しかし、ニオイや虫の発生をしっかり防ぎたい人や、毎日ごみの量が多い家庭にとっては、とても頼れる存在で、買う価値がある製品だと言えます。

ナクスルは、向いている人と向いていない人がはっきり分かれる製品です。

この記事ではナクスルのデメリットを13項目で細分化して紹介していますので、ナクスルに少しでも興味がある方は、ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです。

ナクスルのデメリット13個を徹底解説！購入前に確認すべきポイント

ナクスルは便利な生ごみ処理機ですが、導入前にはデメリットも把握しておくべきです。

「買ってから後悔した…」という事態を避けるためには、あらかじめ欠点を理解しておくことが重要だからです。

ナクスルには確かに魅力的な機能が多くありますが、同時に確認すべき注意点も存在します。

これから13個のデメリットについて詳しく解説していきます。

価格が高く、初期費用が大きい

ナクスルは、家庭用の生ごみ処理機としては高価格帯に属し、初期費用が気になるという声も多くあります。

希望小売価格は139,700円（税込）ですが、公式サイトでは10,000円OFFクーポンが自動適用されており、現在は127,600円（税込）で購入可能です。

さらに、24回までの分割払いにも対応しており、月々約3,750円から導入することができます。

また、多くの自治体では生ごみ処理機の購入に対して助成金制度を設けており、上限3万円まで補助されるケースもあります。

項目	内容
希望小売価格	139,700円（税込）
割引後の販売価格	127,600円（税込） ※10,000円OFF（公式サイト／2025年4月時点）
分割払い対応	最大24回まで可（例：月3,750円 × 24回）
助成金制度の例	自治体によっては最大30,000円補助（購入金額の1/2まで）
ランニングコストの相場	年間約5,000〜10,000円（UVランプ・バイオ材・フィルター交換など）

初期費用の高さはデメリットではありますが、割引・助成金・分割払いをうまく組み合わせることで、実質的な負担は大きく軽減できます。

設置スペースを取るサイズ感

ナクスルは、高機能な分だけ本体サイズが大きく、設置場所を選ぶというデメリットがあります。

本体のサイズは幅38.5cm × 奥行43.0cm × 高さ58.0cmで、床面積として約0.17㎡が必要です。

屋外使用には対応しておらず、室内の平坦な場所に設置する必要があるため、ワンルームや収納が限られた家庭ではスペース確保が課題になることがあります。

他社製品とのサイズ比較

製品名	本体サイズ（幅×奥行×高さ）
ナクスル	38.5cm × 43.0cm × 58.0cm
ルーフェン	27.0cm × 30.0cm × 35.0cm
パリパリキュー	23.0cm × 27.0cm × 27.0cm

このサイズ感を理解せずに購入すると、「大きすぎて置けない」「圧迫感がある」と感じるケースもあります。

購入前に、設置予定のスペースをメジャーで確認しておくことをおすすめします。

処理完了まで約24時間と時間がかかる

ナクスルは、乾燥とバイオ分解を組み合わせた「ハイブリッド処理方式」を採用しています。

そのため、処理が完了するまでに平均16〜24時間と時間がかかります。

一般的な乾燥式の処理機と比べると、スピード面で不利に感じることがあります。

項目	内容
処理時間の目安	約16〜24時間（処理内容・室温・投入量によって変動）
処理方式	ハイブリッド式（微生物分解＋乾燥）
時間短縮の方法	・生ごみの水分をよく切る ・大きなごみは細かくカット ・容量オーバーを避ける

処理に時間がかかる点はナクスルの明確な弱点の一つですが、投入前の準備によって処理効率を改善することは可能です。

特に、水分を多く含む生ごみや大きな食材をそのまま投入すると時間が延びやすいため、使用前に簡単な工夫を取り入れることで、処理完了までの時間を短縮することができます。

ただし、​屋外で使用する一般的なコンポスト（非電動型）で生ごみを処理する場合と比べ圧倒的に早く処理することができます。

処理方法	分解にかかる時間の目安	備考
ナクスル	約24時間	天候に左右されず、安定した処理が可能
コンポスト（夏）	約4～5日	気温が高ければ比較的早く分解
コンポスト（冬）	約10日	低温で分解が遅くなる
段ボールコンポスト	約7～20日	ごみの種類により差が大きい

処理残渣（副産物）の取り出しが必要

ナクスルは生ごみを分解したあと、分解しきれなかった物質（＝処理残渣／のこりかす）が本体の中に残ります。

この残りかすは、数ヶ月に一度、本体の中から手作業で取り出す必要があります。

本体内部に溜まりすぎると処理能力が落ちるため、定期的な取り出しが不可欠です。

項目	内容
正式名称	処理残渣（しょりざんさ）＝分解後に残る乾いたかす
取り出しの頻度	数ヶ月に1回（家庭の生ごみ量により異なる）
取り出しのタイミング	撹拌軸が見えなくなったとき、本体内の線を超えたとき
取り出し方法	スコップやシャベルで中をすくって外に出す
処理方法	・堆肥にする（家庭菜園などに使う） ・そのまま可燃ごみに出せる

このように、ナクスルを使い続けるには「中身のかすを定期的にすくって出す作業」が必要です。

堆肥として活用できる一方で、「その都度の取り出し」が面倒に感じる人にとっては確かに手間です。

UVランプは1～2年ごとに交換が必要

ナクスルには強力な脱臭機能が搭載されていますが、その中核となるのがUVランプ（紫外線ランプ）です。

このUVランプは、消臭と除菌を担う重要な部品であり、定期的な交換が必要になります。

交換タイミングを逃すと消臭力が低下したり、異臭の原因になることもあるため、見逃せないメンテナンス項目です。

項目	内容
交換時期の目安	約1～2年（使用状況により異なる）
交換の合図	脱臭ボタンの点滅＋ブザー音（ピーピー音）
交換方法	自分で交換可能／または公式「お任せプラン」利用可
お任せプランの費用	29,700円（税抜）＋返送送料（2024年4月改定）
UVランプ単体の価格	16,500円(税込)（公式販売価格）
寿命を延ばす工夫	・電源の頻繁なON/OFFを避ける ・湿気の多い場所を避けて設置 ・毎日の使用後に蓋を軽く開けて乾燥を促す

UVランプの交換自体は難しくありませんが、交換費用やタイミングの管理が面倒だと感じる方もいます。

一方で、「お任せプラン」を活用すれば、交換のタイミング通知と代替部品の配送がセットになっており、手間を大幅に削減できます。

バイオ材にランニングコストがかかる可能性

ナクスルのバイオ材は、生ごみを分解するための微生物を含んだ基材で、適切に使用すれば長期間の使用が可能です。

しかし、使用状況や環境によっては交換が必要となる場合があります。

以下に、バイオ材の交換頻度やコスト、交換の目安、コストを抑えるポイントをまとめました。

項目	内容
交換時期の目安	約1～2年（メーカー推奨）
交換の合図	分解力の低下やバイオ材のベタつき、異臭の発生など
交換方法	自分で交換可能／または公式「お任せプラン」利用可
バイオ材単体の価格	約16,500円（税込）
お任せプランの費用	約29,700円（税込）＋片道送料（お客様負担）
寿命を延ばす工夫	・水分量の多い生ごみの投入を控える ・塩分や油分の過剰投入を避ける ・医薬品の混入を防ぐ
購入方法	公式サイトより購入可能

バイオ材の交換は、ナクスルの性能を維持するために重要なメンテナンスです。

​交換時期を見逃さず、適切なタイミングで対応することで、快適な使用を続けることができます。​

また、日常の使用方法を見直すことで、バイオ材の寿命を延ばすことも可能です。

処理容量に制限がある

家庭用として設計されているため、1日に処理できる生ごみの量には上限があります。

特に、毎日たくさんの生ごみが出る家庭や、家族の人数が多いご家庭では、「思ったより処理できない」と感じる場面があるかもしれません。

項目	内容
最大処理容量	約1～1.5kg／日
適正投入量	約700g／日（公式サイトで明記）
推奨世帯人数	3～4人（1人あたりの平均生ごみ量：約100g／日 ※足利市資料より）
処理できないもの	貝殻、大きな骨、柑橘類の皮、アボカドの種など
処理時間の目安	約24時間（投入物や室温により前後）
注意点	大量投入は処理遅延・臭い・故障リスクの原因になる

処理容量の制限を大きなデメリットに感じる方でも、以下のような工夫を取り入れることで運用の快適さを保つことができます。

投入物に分別ルールがある

ナクスル投入するものに制限があります。

たとえばペットのフンは基本的に処理可能とされていますが、ペットが抗生物質を服用中の場合、そのフンは投入禁止です。

このようなルールは、処理効率や機器の寿命に大きく影響します。

分類	内容
投入可能なもの	野菜くず、果物の皮、ご飯、パン、肉、魚、卵の殻、魚の骨、ペットのフン（※抗生物質を服用していない時のみ）
投入不可なもの	貝殻、大きな種子、牛・豚などの硬い骨、柑橘類の皮、割り箸、布、紙、プラスチック、ガラス、金属、タバコ、薬品類、抗生物質服用中のペットのフン
注意が必要なもの	とうもろこしの芯、スイカの皮など硬いものは小さく切る必要あり。水気が多い場合は軽く絞ってから投入。

分別ルールは一見複雑に見えますが、日常的な工夫を加えることで、迷わず・手間なく使える環境を整えることが可能です。

以下のような取り組みで、分別ストレスを大幅に減らせますよ。

運転音が気になる人もいる

ナクスルは静音性に優れた生ごみ処理機ですが、どんなに騒音値が低くても、「生活音に敏感な人」「静寂な夜間に使用する人」にとっては、わずかなモーター音でも気になる場合があります。

とくに集合住宅や寝室の近くに設置している場合などは、「動いてる音がわかる」と感じる声もあります。

多少の音、匂いはあります。閉鎖的なコンパクトな住宅では、気になることが多くあるかも知れません。

引用元：Amazon

まずは、ナクスルの運転音に関する仕様を確認しましょう。

状態	騒音レベル（dB）	音の目安
ファンモーター稼働時	約17.3dB	木の葉が触れ合う音程度
ファンモーター＋攪拌モーター稼働時	約23.2dB	ささやき声程度
最大運転音	30dB以下	深夜の郊外程度

このように数値的にはかなり静かに分類されますが、「0dBではない＝無音ではない」ため、静寂な環境に慣れている人にとってはわずかな音も気になる可能性があります。

特に以下のような状況では「音が気になる」という声が出やすくなります。

堆肥を使わない人にはメリットが薄い

ナクスルは、生ごみを堆肥化して再利用することを前提に設計された処理機です。

生ごみの量を大幅に減らすことに加え、生成された副産物を家庭菜園などで活用できる点が特徴です。

しかし、堆肥を使う予定がない家庭にとっては、「取り出した後の処理に困る」「再利用する場がない」など、
明確なメリットを感じにくくなるのが実情です。

項目	内容
処理方式	乾燥＋バイオ分解のハイブリッド方式
処理時間	約24時間（温度・投入量により変動）
副産物	有機性の強い一次発酵物（堆肥の素）
使用方法	土10：堆肥1程度で混合、2週間程度熟成させると効果的
使用可能な場面	家庭菜園、プランター、ベランダ菜園、花壇など
注意点	植物の根に直接触れさせない、未熟堆肥の過剰投入は避けること

このように、ナクスルで生成される副産物は本来「土壌改良用」として価値がありますが、土を扱う環境がなければその利便性を活かすことができません。

以下に、堆肥を使わない人向けの代替対策を紹介します。

エコ家電でも環境負荷はゼロではない

ナクスルは「家庭内で生ごみを堆肥化できるエコ家電」として注目されています。

しかし、電力を使って運転する以上、製造段階や使用時、廃棄時に一定の環境負荷が発生します。

「エコ家電だから安心」と思っている人ほど、この点を知らないとギャップを感じやすい部分です。

まずは、ナクスルの使用に関わる電力や処理方式について整理しておきましょう。

項目	内容
消費電力	定格60W／最大470W
1日あたりの消費電力量	約1.44〜2.2kWh
月間電気代の目安	約1,339〜2,042円（31円/kWhで試算）
処理方式	ハイブリッド方式（乾燥＋バイオ分解）
副産物	有機肥料（堆肥）として再利用可能

このように、ナクスルは「一般的な家電と比べれば低消費電力」ではあるものの、完全に環境負荷ゼロとは言えません。

特に夜間稼働の電力、製品製造時の資材・エネルギー消費、消耗品の交換なども含めて「トータルでどう付き合うか」が重要になります。

チャイルドロック機能がない

ナクスルには、子どものいたずらや誤操作を防ぐ「チャイルドロック機能」が搭載されていません。

小さなお子様がいるご家庭では、運転中にフタを開けてしまう、電源を押して止めてしまうなどのリスクが生じる可能性があります。

こうしたリスクは一度でも事故につながると、製品の信用性だけでなく家族の安全にも影響を与えかねません。

項目	内容
チャイルドロック	非搭載（フタや電源の操作制限なし）
フタの構造	簡易開閉式、運転中も物理的に開けられる
電源操作	ワンタッチで停止・スタート可能
警告音や安全ブザー	特に無し

チャイルドロック機能がない場合でも、家庭内での工夫によってリスクを下げることは可能です。

以下は、安全性を高めるために取り入れられている一般的な家庭での使用上の工夫例です。

本体が重いので引っ越し時の取り扱いに困る

ナクスルは高性能な生ごみ処理機ですが、本体重量が約18kg（バイオ材含む）と重いため、移動や引っ越しの際に取り扱いが難しいというデメリットがあります。

​特に、女性や高齢者の方にとっては、一人で持ち運ぶのが困難な場合があります。

項目	内容
本体重量	約18kg（バイオ材含む）
サイズ	幅38.5cm × 奥行43cm × 高さ58cm
構造的特徴	キャスターなし・底面ゴム足・持ち手なし

このように、ナクスルはサイズも重量も大きめで、移動や持ち運びに工夫が必要です。​

以下に、取り扱い時の負担を軽減するための具体的な方法を紹介します。​

生ごみ処理機の助成金制度を活用しよう！

ナクスルのような生ごみ処理機は、自治体によって助成金の対象になるケースがあります。

制度をうまく活用することで、実質の負担を軽減し、導入しやすくなるからです。

ここからは、生ごみ処理機の購入時に利用できる助成制度について、わかりやすく解説していきます。

助成金の概要と対象者

生ごみ処理機の購入に際し、多くの自治体が助成金制度を設けています。

​これらの制度は、家庭から出る生ごみの減量や堆肥化を促進し、環境負荷の軽減を目的としています。​

ただし、助成金の内容や対象者の条件は自治体によって異なります。

​以下に、助成金の概要と対象者について、具体的な例を挙げて解説します。

自治体名	補助率・上限額	主な対象者要件	公式情報
千葉市	購入価格の1/2（上限35,000円）	市内在住で、過去5年以内に同一住居で1基までの購入者	千葉市公式サイト
江東区	購入価格の1/2（上限20,000円）	区内在住で、過去3年以内に同種の助成を受けていない方	江東区公式サイト
いすみ市	購入価格の1/2（上限20,000円）	市内在住で、市税の滞納がなく、適切に維持管理できる方	いすみ市公式サイト
白井市	購入価格の1/2（上限30,000円）	市内在住で、過去に助成金を受けてから5年を経過している方	白井市公式サイト
岸和田市	購入価格の1/2（上限20,000円）	市内在住で、市税を完納し、堆肥を自ら活用できる方	岸和田市公式サイト

このように、助成金制度は自治体ごとに補助率や上限額、対象者の条件が異なります。

​購入を検討されている方は、お住まいの自治体の公式ウェブサイトや窓口で最新の情報を確認し、適用条件や申請手続きを把握することが重要です。

申請方法と必要書類

生ごみ処理機の助成金を利用するには、各自治体が定める方法に従って申請する必要があります。

「購入前に申請が必要なケース」と「購入後に申請できるケース」の2種類があるため、事前確認が重要です。

自治体ごとに申請のタイミングや手続きが異なるため、以下の2パターンを把握しておきましょう。

提出方法は「窓口持参」または「郵送・オンライン申請（マイナポータル経由など）」のいずれかですが、オンラインに対応していない自治体も多いため、事前確認をおすすめします。

助成金の申請時には、以下のような書類を求められることが多くあります。

事前に準備しておくとスムーズです。

【検証結果】ナクスルのデメリット

ナクスルは高性能で頼れる生ごみ処理機ですが、誰にとっても万能とは言い切れません。

家庭環境や使い方によっては「思ったより手間がかかる」と感じる場合もあるでしょう。

しかし、日常的に生ごみの量が多く、ニオイや虫に悩んでいる方にとっては大きな価値を感じられる製品です。

導入前にメリット・デメリットを丁寧に見極めることで、「買ってよかった」と納得できる選択ができるでしょう。